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革製品の約8割を占めると言われる牛革。しかし一口に「牛革」と言っても、牛の成長段階や性別によって5つの種類に分けられ、それぞれ特徴が大きく異なります。
今回は、実際の革を見ながらそれぞれの違いを解説していきます。
牛革は牛の成長段階や状態によって、以下の5つに分類されます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
生後6ヶ月未満の仔牛から取れる革です。日本では仔牛を食用にする習慣があまりないため、副産物である革の流通量も少なく、希少な素材とされています。
カーフの最大の特徴は、「虎柄」と呼ばれる独特のシワ模様です。これは仔牛の時期にしか見られないシボによるもので、革の表面に柔らかく美しい表情を生み出します。
大きさは丸革(1枚革)の状態で70〜100デシ(※10cm×10cmを1デシとする単位)程度。国内のカーフは平均80デシほどのものが多く、革ジャンを作る場合は4〜5枚ほど使用します。
革全体が小さいため、どこを取っても均一な表情が得られるのも大きなメリットです。

生後半年から2年未満の牛の革です。「中牛」とも呼ばれます。
カーフが丸革で流通するのに対し、キップは背中の中心で半分に割った「半裁(はんさい)」の状態で出回ることが多いです。大きさは半裁で120〜140デシほど。
まだ若い牛なので、特に首回りにはカーフの名残である虎柄の脂肪がしっかり残っています。傷も少なく、カーフに次いで目(革の表面のキメ)が綺麗だと言われています。

生後2年以上で、生後半年〜1年の間に去勢されたオスの牛の革です。牛革製品の中で最も多く使われている種類です。
半裁の状態で200〜250デシ、大きいもので300デシほどにもなり、使える面積が広いのが大きな利点です。
ただし、面積が大きい分、部位によって革の表情がかなり異なります。そのため、部位ごとに名前が付けられ、用途に応じて使い分けられています。

生後2年以上のメスの牛の革です。基本的な特徴はステアと大きくは変わりませんが、お腹周りの革が出産の影響で繊維がやや緩くなっていることがあります。
そのため、衣料品などにはステアの方がやや使われやすい傾向があります。
生後3年以上で去勢されていないオスの牛の革です。
元々の厚みが3〜5mmほどもあり、5種類の中で最も丈夫です。しかし去勢されていないため、他の牛との争いなどで傷が多くつきやすく、キメも荒くなります。
人間と同じように年齢を重ねるとシワが増えるように、首やお腹周りにはしっかりとした脂肪感のあるシワが入っています。大きさは250デシ前後のものが多いです。
また、ブルには焼印が入っていることもあり、海外の革には特に多く見られます

牛革は成長段階によって、カーフ・キップ・ステア(カウ)・ブルと特徴が大きく変わります。
さらに、部位によっても表情が異なり、用途に応じた使い分けがされています。
こうした違いは革選びの大きな指標になりますが、STRUMではそれを“優劣”ではなく、“どの表情をどう活かすか”という視点で捉えています。
同じ牛革でも、どの部位を使い、どんな加工を施すかによって仕上がりは大きく変わる。
革そのものの個性と、作り手の意図が重なったときにこそ、プロダクトとしての完成度が立ち上がります。
革製品を選ぶ際に「どの種類の牛革が使われているか」を知ることはもちろん、
その革がどのように扱われ、どんな表情として仕上げられているのか。
そこまで目を向けることで、製品の本質がより深く見えてくるはずです。
是非、実際のプロダクトでその違いを見てみてください。