革ジャン・レザージャケットのカビの落とし方

着込むほど身体に馴染み、自分だけの1着に育つ革ジャン。メンテナンスをしながら10年以上愛用しているという方もいらっしゃる一生物のアイテムです。革ジャンを着られる季節が到来し、いざ着用しようとすると「カビ」が生えてしまっていた事はありませんか?このページでは革ジャンに生えてしまった「カビの落とし方」を、革ジャンに携わって20年以上、毎日革を触って、毎日革を加工して来たプロの目線から解説いたします。

最終更新日:2026年7月

カビ以外(オイル・保管・シミ)も含めた革ジャンのお手入れ全体は、こちらのまとめ記事でご確認いただけます。

革ジャンの手入れ完全ガイドを見る

用意するもの

  • 清潔なタオル 2枚(カビの拭い取り用エタノールの拭き上げ用で必ず分けてください)
  • ブラシ(豚毛・ナイロンなど材質は問いません)
  • 消毒用エタノール(ドラッグストア等で市販されているもので問題ありません)

1. 固く絞ったタオルを用意する

固く絞った清潔なタオルタオルを濡らして、水が全く出ない位まで固く絞ってください。準備が出来たらそのタオルでカビを取って行きます。

2. 一箇所一箇所丁寧にカビを拭い取る

革ジャンのカビを一箇所ずつ拭い取る全体的に拭いてしまうと、カビが他の部分に広がってしまいます。

一箇所一箇所拭い取るようにカビを取ることで、カビの範囲を広げずにカビを取ることが出来ます。

3. ブラッシング

革ジャンをブラッシングしてカビの根を掃き出す靴を掃除したりするようなブラシ(豚毛やナイロンなど材質は問わず)で、先ほど拭い取った部分をブラッシングします。

シワや革の繊維に残ったカビの根を、しっかりブラシで掃き出すことでカビの再発生を抑えます。

その際、カビの発生箇所だけでなく全体的にブラッシングをすれば、革の表面に付着している汚れが落ち、新たなカビの発生を抑えることが可能です。

4. 消毒用エタノールで拭き上げる

革ジャンのカビ取りに使う消毒用エタノール次に用意するのは消毒用エタノール。表面のカビを除去しても、カビの根が残っていればまた同じところに生えてしまうので、消毒用エタノールを使用して除去します。

消毒用エタノールを革ジャンに軽く全体に吹き付けて、固く絞ったタオルで拭き上げます。(この際、最初の拭い取りに使用したタオルを使わないでください)

消毒用エタノールはドラッグストア等で普通に販売されているもので問題ありません。

5. 風通しの良い日陰で干して乾かす

革ジャンを風通しの良い日陰で干して乾かす消毒用エタノールを拭き上げたら、なるべく風通しの良い日陰で干して乾かしてください。

6. カビを落とす際の注意点

黒い革ジャンは問題ありませんが、STRUMの革ジャンは基本的に「素上げ」という革本来の風合いを生かした、染料で染色したままで仕上げた革を使用しています。

液体を吸い込み易くなっていますので、液体を使用する際は、目立たない場所でシミにならないかの確認をしてから作業をするようにしてください。

万が一シミになってしまった場合の対処法は、シミ・汚れの対処方法のページで解説しています。

カビを落とした後は、再発防止を

カビは根が残っていたり保管環境が変わらないままだと、同じ場所から再発してしまいます。落とした後は、しまいっぱなしにせず月に一度は風を通すなど、保管環境の見直しもあわせて行ってください。

革ジャンのお手入れ全体(オイル・保管・シミ)を知りたい方は、まとめ記事もあわせてご覧ください。

革ジャンの手入れ完全ガイドを見る

【YouTubeでも解説しています】